こんにちは。サーバーサイドエンジニアのKevinです。
コロナ禍でリモートワークが導入されて以降、出社時に自然と入ってきた情報や会話が減り、コミュニケーションが所属部署やプロジェクト内で完結することが多くなっていました。
今回はこの「エンジニア間の社内コミュニケーションや情報共有が希薄になる課題」に対して、コロプラのバックエンドエンジニア部が取り組んできたことを紹介させていただきます!
Slackの活用
社内コミュニケーションツールとしてSlackを利用しているのですが、
- 目的のチャンネルが見つからない、どこに投稿していいかわからない
命名規則が曖昧かつ多くのチャンネルが作成がされているため、新しくチャンネルを作成しても誰も見つけられず投稿されなくなることがありました - エンジニアの多くが参加しているチャンネルはあるが誰も投稿しない
チャンネルの目的がわかりづらく、重要情報の共有などが行われるため投稿ハードルが高くなってしまう
などの問題がありました。
上記の問題を解決するために下記の3つの取り組みを行い、共有しました。
- 技術系のチャンネルには 「tech-チャンネル名」とtechを先頭につける
これまで「cht-XXX」が使われることが多く、業務に関することから趣味のことまで幅広く使われていましたが、検索時のノイズも減らすためにも「tech-XXX」に統一しました。これにより、一発で技術系とわかるようになりました。
例として
・#tech-php
・#tech-sql
・#tech-静的解析
・#tech-docker-kubernetes
などのチャンネルがあります。 - ゆるくなんでも話せる「tech-雑談」の作成
ゆるく質問・相談・共有できるチャンネルを新たに作り、重要情報の共有がされるチャンネルと差別化しました。 - Reacji Channelerを活用する
特定の絵文字のリアクションに反応して自動で別チャンネルにリンクを投稿するReacji Channelerを多く使っています。業務では各プロジェクト毎のチャンネルでやり取りされるため、そこで投稿されたものを目的別のチャンネルで拾えるようにしています。例えば各サービスアイコンを絵文字として登録して活用していたり、バックエンドエンジニア部では技術系全般の共有に使える という絵文字があります。
これによって、投稿場所は自由が利かせられ、見る側も設定されているチャンネルだけ入ればよくなりました。また共有のあった投稿から気になるチャンネルに参加するという流れもできたため、新しいチャンネルへの招待の役割にもなっています。
実際このように書き起こしてみると些細なことですが、簡単なルール付けとツールの活用で下記のような効果が見られるようになりました。
- #tech-静的解析 で投稿された質問から知見の共有に繋がった
- #tech-雑談 がきっかけでLT会の需要がわかり、社内でLT会が復活した
- golang / ISUCON の勉強会の発足
LT会の復活
過去不定期にLT会が行われていましたが、在宅環境になりしばらく行われていませんでした。今年に入ってから、社内コミュニケーションや発表機会を増やすことを目的にLT会を復活させました。
発表者は挙手制でやりたい人を募って行い、発表内容は一切縛りを設けず、技術、趣味、映画や本の紹介、最近あったことなどなんでもありのLTとなっています。実施はランチタイムに行い、ご飯を食べながらゆるく、みんなでチャットで盛り上がりながら発表を行っています。
実際に発表されたタイトルの一部を紹介いたします。
- コードレビューのススメ
- awesome-phpの紹介
- ISUCON体験記
- ソーラー発電してみよう!
- ジュラシックワールドのすすめ
- 日焼け止めを塗ろう!
LTをきっかけに発表者の新たな一面を知れたり、新たな刺激をもらえるいい機会となっています。
以前ブログでも紹介させていただいたのですが、社内勉強会や輪読会なども行われておりこちらも社内コミュニケーションの活性化に繋がっています。
技術ブログと勉強会
2022年頭から技術ブログとColoplTechの勉強会イベントなどで技術発信を行っています。この活動が結果的に社内コミュニケーションの活性化に繋がっているので、今回紹介させていただきます。
多くの方に見ていただいているイベントとブログですが、社内の方にも多く見ていただいています。発信するにあたっての情報収集や裏取りで多くの方がコミュニケーションを取り、イベントでは社内Slackで観戦スレッドが立てられ盛り上がっていたりします。
技術発信を行っていくにあたっての障壁はありますが、実施によって社外・社内に多くの変化を与えられているので、引き続きやっていく予定です。
今後も多くの技術発信行っていきますので、もしまだの方は是非connpassのメンバーとTwitterのフォローしていただければと思います!
最後に
リモートワーク環境における社内コミュニケーションの不足が課題となることが多いと思い今回執筆させていただきました。業務内容や社風などによって変わると思いますが、参考になれば幸いです。
今回書ききれませんでしたが、社内コミュニケーションや情報共有促進のために他にもやっていることがありますので、またいつか紹介できればと思っています。
以上、エンジニアの社内コミュニケーション活性化のために行っていることの紹介でした。